AIと為替

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AIとスワップポイント:⑦ スワップ投資の注意点

 

スワップ投資は、保有している間にスワップポイントを受け取れることがあり、短期売買とは違う楽しみ方があります。

だからこそ、「毎日少しずつ増えていくなら、長く持っていれば安心なのかな」と思ってしまいやすいんですよね。

私も最初はそうでした。

スワップの数字が増えているのを見ると、それだけで少し安心した気持ちになって、「含み損があっても、そのうち埋まるかもしれない」と考えてしまったんです。

ところが、実際に為替が大きく動くと、何日もかけて積み上げたスワップより、含み損のほうがずっと速く増えることがあります。

スワップが増えていても、口座全体が利益になっているとは限りません。

ここを理解してから、私はスワップだけを見るのをやめました。

為替差損益、証拠金維持率、今後も持ち続けられる資金余力まで一緒に見るようになったんです。

スワップ投資は魅力があります。

けれど、その魅力だけで始めると、あとで「こんなはずじゃなかった」と感じやすい投資でもあります。

そこで今回は、初心者の方が最初につまずきやすい注意点を、できるだけ生活に置き換えながら整理します。


スワップ投資で最初に注意したい「為替差損」

スワップより為替差損が大きくなることがある

スワップ投資で最初に覚えておきたいのは、受け取るスワップより、為替の値動きによる損失のほうが大きくなることがあるという点です。

スワップポイントは少しずつ積み上がっていきます。

そのため、数字だけを見ると「ちゃんと増えている」と感じやすいんです。

ただ、為替は1日で大きく動くことがあります。

たとえば、1万通貨を保有しているとします。

円を含む通貨ペアでは、為替が1円不利な方向へ動くと、単純計算で約1万円の為替差損になるケースがあります。

仮にスワップポイントが1日500円だった場合、20日分で約1万円です。

つまり、数週間かけて積み上げたスワップが、為替の1円程度の変動で相殺されることもあるということです。

もちろん、実際の損益やスワップポイントは、通貨ペア、保有数量、利用するFX会社などによって変わります。

ただ、この感覚を持っているだけでも、「スワップがあるから大丈夫」という思い込みはかなり減ります。

私も最初は、スワップの欄だけを見て「今日はこれだけ増えた」と喜んでいました。

ところが、その横にある含み損を見たら、増えたスワップよりずっと大きなマイナスになっていたんです。

その時に、「見る場所が違っていたな」と気づきました。

1日500円のスワップだけを見ない

初心者の頃は、1日あたりの金額が分かりやすいので、そこから1か月、1年と計算したくなります。

「1日500円なら30日で15,000円。1年ならかなり増えるかも」と考えると、魅力的に見えます。

私もこういう計算は好きなので、最初はすぐに年間の金額まで出していました。

でも、ここには為替の値動きが入っていません。

スワップだけを積み上げて考えると、現実よりずっと安心な投資に見えてしまいます。

悪い考え方:
「1日500円もらえるなら、1か月で15,000円だからお得。」

良い考え方:
「1日500円の受取があるとしても、為替が不利な方向へ動いた時にどのくらい損失が出る可能性があるのかも確認する。」

私はこの考え方に変えてから、スワップの金額を見る時も、必ず為替差損益を見るようになりました。

家計簿でも、「今日100円安く買えた」だけではなく、月全体でいくら使ったかを見るほうが大切ですよね。

スワップ投資も同じで、一日の受取額より、口座全体がどうなっているかを見ることが大切です。


スワップポイントはずっと同じではない

受取額は変わることがある

スワップポイントは、ずっと同じ金額が続くわけではありません。

金利の変化や市場環境、FX会社の条件などによって、受取額が変わることがあります。

私は最初、一度見たスワップポイントを基準にして、「この金額がずっと続く」と思い込んでいました。

そのため、数か月先まで単純に掛け算していたんです。

ところが、あとで見直してみると数字が変わっていて、「あれ?前と違う」となりました。

そこで初めて、スワップポイントは固定ではないと実感しました。

昨日のスワップポイントを、そのまま1年分に掛け算して考えない。

これは初心者の方ほど覚えておいたほうがよいと思います。

受取額が高い時だけ見て、その数字を基準に長期保有を決めると、あとで条件が変わった時に予定が狂うことがあります。

支払いになる場合もある

スワップポイントというと、「受け取るもの」というイメージが強いですよね。

でも、通貨ペアや保有する方向によっては、スワップポイントを支払う側になる場合もあります。

つまり、買えば必ずスワップを受け取れるわけではありません。

ここも、初心者の頃は意外と見落としやすいところです。

私は最初、「高金利通貨を買えばスワップが付く」とだけ覚えてしまい、売りと買いで条件が違うことを細かく見ていませんでした。

そのため、売買する前には、買いのスワップと売りのスワップの両方を確認するようにしました。

このひと手間だけでも、後から「こんなつもりじゃなかった」を減らせます。


高いスワップだけで通貨を選ばない

受取額の高さと安全性は別

スワップポイントを比較していると、どうしても一番高い数字に目が行きます。

「同じように持つなら、たくさんもらえるほうがいい」と思うのは自然です。

私もそうでした。

数字を一覧で見ると、受取額の大きい通貨が一番魅力的に見えるんです。

ただ、スワップの高さと、その通貨の安全性は別の話です。

高金利通貨だから必ず危険という意味ではありません。

けれど、政治や経済の状況、インフレ、金融政策、流動性などによって、大きく値動きする場合があります。

そのため、受取額の高さだけで判断すると、見落とす部分が増えます。

悪い考え方:
「一番スワップが高い通貨を選べばいい。」

良い考え方:
「スワップの高さだけでなく、値動きの大きさ、国の状況、必要証拠金まで確認して選ぶ。」

私はこの考え方に変えてから、「いくら付くか」だけではなく、「なぜこのスワップが高いのか」を考えるようになりました。

私が数字だけを見てしまった失敗

スワップ投資では、数字が見やすいぶん、判断を急ぎやすいです。

一覧表で高い数字を見ると、「これなら効率がよさそう」と感じます。

私も最初は、数字が高いものを見つけると、それだけで得した気分になっていました。

ところが、実際に調べていくと、受取額だけでは分からないことがたくさんありました。

為替の値動きが大きい、国の情勢に左右されやすい、スプレッドが広いなど、見る場所は他にもあります。

その時に、「スワップが高い=自分に合っている、ではないんだ」と気づきました。

それからは、数字だけを見て決めるのではなく、自分がその値動きに耐えられるかまで考えるようにしています。

この部分は、家計と少し似ています。

ポイント還元率が高いからといって、必要のないものまで買えば得にはなりません。

スワップ投資も、受取額が高いことだけで判断しないほうが安心です。

 


ロスカットと証拠金を忘れない

長期保有でもロスカットはある

スワップ投資は長期保有を前提に考えることが多いですが、長く持ちたいと思っていても、ずっと持ち続けられるとは限りません。

含み損などによって証拠金維持率がFX会社の定める基準を下回ると、ロスカットが行われる場合があります。

つまり、「スワップを受け取りながら待ちたい」と思っていても、証拠金が足りなければ途中で決済されることがあるんです。

長期保有だからロスカットは関係ない、ということではありません。

私も最初は、「長く持つなら多少下がっても大丈夫」と思っていました。

でも、保有量が大きいと、少しの値動きでも証拠金維持率が下がります。

そこで、「持てるかどうか」ではなく、「余裕を持って持てるかどうか」で考えるようになりました。

さらに、ロスカットがあるからといって、損失額が必ず一定の範囲に収まるわけではありません。

急激な相場変動では、想定していた価格で決済されない可能性もあります。

そのため、ロスカットだけに頼らず、自分でも資金管理をしておくことが必要です。

余裕のある資金で考える

スワップをたくさん受け取りたいと思うと、保有量を増やしたくなります。

でも、保有量が増えると、為替が動いた時の損益も大きくなります。

私は「スワップが2倍なら嬉しい」とだけ考えていた時期がありました。

ところが、含み損も大きくなるのを見て、「増えるのは受取額だけではない」と気づきました。

最初から受取額を大きくするより、値動きに慣れることを優先する。

この考え方のほうが、初心者には合っています。

少し下がっただけで眠れなくなるような金額では、長期保有は続きません。

私は「これなら多少動いても慌てない」と思える範囲で考えるようにしました。


生活費と投資資金を分ける

使う予定のあるお金を入れない

主婦目線で考えると、ここはかなり大切です。

来月のクレジットカード代に使う予定のお金、子どもの学校関係で必要なお金、車検や税金のために残しているお金。

こうした、使う時期が決まっている資金は投資資金と分けたほうが安心です。

もし来月使う予定のお金をFX口座に入れてしまうと、為替が下がった時に冷静でいられなくなります。

「来月必要なのに」と思った瞬間、待つことも損切りすることも怖くなります。

私は、生活費と投資資金を分けるだけでも、含み損が出た時の焦り方がかなり変わると感じました。

なくなったら生活に困るお金は、スワップ投資に使わない。

これは地味ですが、長く続けるためにはとても大切なルールです。

見直す基準を先に作る

スワップ投資では、「長期だから損切りしない」と考えてしまうことがあります。

でも、長期保有でも、どこかで見直す必要が出ることはあります。

そのため、損失が広がってから慌てて考えるのではなく、先に基準を作っておくほうが安心です。

たとえば、「為替がここまで不利な方向へ動いたら一度考え直す」「証拠金維持率がこの水準まで下がったら保有量を見直す」などです。

数字は人によって違います。

大切なのは、感情で持ち続ける前に、見直す条件を決めておくことです。

私は最初、「そのうち戻るかもしれない」と思ってしまい、判断を後回しにしがちでした。

でも、後から決めようとすると、含み損が大きくなった時ほど冷静に考えにくくなります。

そこで、保有する前に「どこまでなら待つか」を考えるようにしました。

悪い考え方:
「含み損が10万円あっても、スワップをもらい続ければいつか取り戻せる。」

良い考え方:
「スワップを受け取れていても、為替がさらに不利な方向へ動く可能性があります。今の含み損、証拠金維持率、今後も保有できる資金余力を確認して判断します。」


AIで注意点を整理する

AIに投資先を決めてもらわない

スワップ投資を調べていると、「どの通貨がいいのか分からない」と感じることがあります。

そんな時にAIへ聞くのは便利です。

ただし、AIに「一番儲かる通貨」を決めてもらう使い方はおすすめしません。

AIは、最新のスワップポイントを必ず知っているとは限らないからです。

悪い質問例:
「今一番スワップが高くて安全な通貨を教えて。」

この聞き方では、「一番」「安全」という判断までAIに任せています。

しかも、古い数字をもとに答える可能性もあります。

良い質問例:
「私が利用しているFX会社で確認した、A・B・Cの3通貨の現在のスワップポイントは次の通りです。この数字を使って、1万通貨を保有した場合の受取額を比較してください。為替が1円不利な方向へ動いた場合の影響や、それぞれで確認しておきたいリスクも初心者向けに整理してください。」

こう聞けば、AIは自分で確認した数字を整理する役になります。

AIは判断を任せる相手ではなく、情報を整理する補助として使う。

私はこの使い方に変えてから、AIの答えをそのまま信じることが減りました。

最新情報は自分でも確認する

AIが比較表を作ってくれた後も、そのまま終わりにしません。

「元にした数字は合っているか」「計算条件は同じか」「最新情報か」「リスク説明が抜けていないか」を確認します。

私は以前、AIが出した数字を見て「こんなにスワップが付くんだ」と思ったことがありました。

ところが、FX会社の公式情報を確認したら数字が違っていました。

そこで、「AIは整理係、最終確認は自分」と決めました。

このひと手間があるだけで、AIはかなり使いやすくなります。

スワップポイントのように変わる数字は、最後に利用しているFX会社の最新情報を見る。

これを習慣にすると、古い情報で判断する失敗を減らせます。


まとめ

スワップ投資は、保有している間にスワップポイントを受け取れることがあり、短期売買とは違う魅力があります。

ただし、魅力だけを見て始めると、思っていたより難しいと感じることがあります。

特に覚えておきたいのは、スワップより為替差損のほうが大きくなることがあるという点です。

1日500円のスワップが付いていても、為替が1円不利な方向へ動けば、数週間分の受取額が簡単に消えてしまうことがあります。

そのため、一日の受取額だけを見るのではなく、口座全体の損益を見ることが大切です。

スワップポイントは固定でもありません。

金利や市場環境、FX会社の条件などによって変わることがありますし、保有する方向によっては支払いになる場合もあります。

だからこそ、昨日の数字をそのまま1年分に掛け算して考えないようにします。

高いスワップだけを見て通貨を選ぶのも注意が必要です。

受取額の高さと安全性は別です。

政治、経済、インフレ、金融政策、値動きの大きさなども確認し、自分がその動きに耐えられるかまで考えます。

ロスカットと証拠金も忘れてはいけません。

長期保有のつもりでも、証拠金維持率がFX会社の基準を下回れば、ロスカットされる場合があります。

しかも、急激な相場変動では想定した価格で決済されない可能性もあります。

そのため、ロスカットだけに頼るのではなく、余裕のある資金で考えることが大切です。

生活費と投資資金を分けることも重要です。

来月のクレジットカード代、学校関係のお金、車検や税金など、使う予定が決まっているお金は投資に回さない。

私はこの分け方を意識するようになってから、含み損が出た時の気持ちがかなり変わりました。

さらに、保有する前に「どこまで不利な方向へ動いたら見直すか」を決めておくと、感情で持ち続けにくくなります。

「長期だから待てばいい」ではなく、「長期でも見直す条件は必要」と考えるほうが安心です。

AIは、こうした注意点を整理する時に役立ちます。

ただし、AIに「どの通貨が一番儲かる?」と聞いて決めてもらうのではなく、自分で確認した最新情報を渡して比較してもらいます。

AIは判断を任せる相手ではなく、考える材料を整理する補助として使う。

そして、最後は利用しているFX会社の公式情報を確認します。

私自身、スワップ投資について最初は「持っていれば少しずつ増える」という部分ばかり見ていました。

でも、含み損の増え方に違和感を持ち、ロスカットや証拠金の仕組みを調べ、やっと「受取額だけを見てはいけない」と分かってきました。

スワップ投資は、注意点を知ったから怖くなるものではありません。

むしろ、注意点を知っているからこそ、無理をせず、自分に合ったやり方を考えやすくなります。

「たくさんもらえるか」より、「無理なく続けられるか」。

この目線を持っておくだけでも、スワップ投資との付き合い方はかなり変わると思います。

 

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