AIと為替

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AIとテクニカル分析:⑥ MACDとは?

 

チャートの下に表示されるMACDを初めて見たとき、私は「線が交差したら買いか売りを決めるもの」だと思っていました。

ゴールデンクロスなら買い。

デッドクロスなら売り。

それだけ覚えれば使えるような気がしたのです。

けれども、実際には買った直後に反対のクロスが出たり、売ったあとに価格がすぐ戻ったりしました。

「何で教科書通りにならないのだろう」と感じましたが、MACDが間違っていたわけではありません。

私がクロスだけを見て、相場全体の流れを見ていなかったのです。

MACDは売買の答えではなく、価格の流れと勢いの変化を確認するための目安です。

この考え方に変わってから、線が交差しただけで急いで入ることが減りました。


MACDとは?

MACDは、短い期間の値動きと長い期間の値動きを比べながら、価格の流れと勢いの変化を見やすくする指標です。

画面には主に、MACD線、シグナル線、棒グラフが表示されます。

2本の線が近づく、離れる、交差する動きから、上昇や下落の勢いが強まっているのか、弱まっているのかを考えます。

ただし、線が交差したから必ず上がる、必ず下がるという意味ではありません。

クロスが出た時点で、すでに価格が大きく動いていることもあります。

そのため、MACDだけで決めず、価格の位置や相場の方向も一緒に見ます。

MACDは変化を見つけるための道具であり、結果を保証するものではありません。

家計の短期と長期を比べる感覚

MACDは、今週の食費と数か月の平均を比べる感覚に少し似ています。

今週だけ急に出費が増えた場合、最近の変化は強く見えます。

けれども、半年間の平均はすぐには大きく変わりません。

MACDも同じように、最近の価格の動きと少し長い期間の動きを比べます。

そして、「最近の流れが強くなったのか」「これまでの勢いが弱くなったのか」を考えます。

難しい計算式を覚えなくても大丈夫です。

最近の動きと長い流れの差を見る指標と考えると分かりやすいです。


MACD線とシグナル線は何を見るための線か

MACD線は、短い期間と長い期間の値動きの差をもとに、最近の勢いの変化を表す線です。

シグナル線は、MACD線の動きを少しなめらかにした線です。

2本の線が離れていくと、勢いの差が広がっている可能性があります。

2本の線が近づいてくると、これまでの勢いが弱まっている可能性があります。

初心者のうちは、線の名前を完璧に覚える必要はありません。

まずは、どちらの線が上にあるか、2本の間が広がっているか、狭くなっているかを見ます。

線が離れているとき

MACD線とシグナル線が離れているときは、上昇または下落の勢いが強まっている可能性があります。

けれども、離れているからといって、その勢いが永遠に続くわけではありません。

価格がレジスタンスやサポートへ近づいている場合は、反応が変わることもあります。

線が近づいているとき

2本の線が近づいているときは、勢いの差が小さくなっている可能性があります。

ただし、すぐに反転するとは限りません。

価格の流れが少し休んでいるだけの場合もあります。

そのため、線の動きと価格の反応を一緒に見ます。


棒グラフは勢いの差を見るためのもの

MACDの棒グラフは、MACD線とシグナル線の差を見やすくしたものです。

棒が長くなっているときは、2本の線の差が広がり、現在の勢いが強まっている可能性があります。

棒が短くなっているときは、勢いの差が小さくなり、これまでの流れが弱まっている可能性があります。

ただし、棒が短くなっただけで、すぐ反転すると決めつけないことが大切です。

価格がサポートやレジスタンスへ近づいているか、ローソク足の反応が変わっているかも確認します。

棒グラフは反転の命令ではなく、勢いの差が広がっているか縮まっているかを見るものです。

悪い見方と良い見方

悪い見方は、「棒が短くなったから、すぐ反転する」と決めつけることです。

良い見方は、「勢いが弱まっている可能性があるので、価格の反応も確認する」と考えることです。

たとえば、棒が短くなっていても、価格が高値を更新し続けているなら、上昇の流れはまだ続いているかもしれません。

反対に、棒が短くなり、レジスタンスで高値更新が止まっているなら、注意する理由が増えます。


ゴールデンクロスとデッドクロス

MACD線がシグナル線を下から上へ抜ける動きを、ゴールデンクロスと呼びます。

一般的には、上昇の勢いが強まり始める目安として使われます。

反対に、MACD線がシグナル線を上から下へ抜ける動きを、デッドクロスと呼びます。

こちらは、下落の勢いが強まり始める目安として使われます。

けれども、クロスが出た時点で、すでに価格がかなり動いていることがあります。

そのため、クロスしたからすぐ買う、すぐ売るとは考えません。

クロスは変化のきっかけであり、結果を保証する合図ではありません。

悪い見方と良い見方

悪い見方は、「ゴールデンクロスだからすぐ買う」「デッドクロスだからすぐ売る」と決めつけることです。

良い見方は、「クロスの位置、価格の流れ、サポート、レジスタンスも確認する」と考えることです。

たとえば、0ラインより下で小さなゴールデンクロスが出ても、長い流れが下向きなら、すぐ買わないほうがよい場合があります。

反対に、0ラインより上でデッドクロスが出ても、大きな流れが上向きなら、ただの押し目かもしれません。


0ラインより上か下かを見る

MACDが0ラインより上にあるときは、短い期間の流れが長い期間の流れより強く、上昇の流れが優勢になっている可能性があります。

0ラインより下にあるときは、下落の流れが優勢になっている可能性があります。

そのため、クロスだけでなく、そのクロスが0ラインの上か下かを見ることも大切です。

0ラインより上で出るゴールデンクロスと、0ラインより下で出るゴールデンクロスでは、相場の状態が違います。

ただし、0を少し越えただけで方向が決まったとは考えません。

線の向きや価格の流れも一緒に確認します。

クロスの名前だけでなく、どこで出たクロスなのかを見ることが大切です。


横ばい相場ではだましが増える

価格が同じ場所を行ったり来たりする横ばい相場では、MACD線とシグナル線が何度も交差することがあります。

ゴールデンクロスの直後にデッドクロスが出ることもあります。

このような場面で、クロスのたびに売買すると振り回されやすくなります。

0ライン付近で線が細かく上下し、棒グラフも短い状態が続く場合は、勢いが弱く方向がはっきりしていない可能性があります。

私は以前、横ばい相場でゴールデンクロスが出たため買いました。

ところが、すぐにデッドクロスが出て、価格も下がりました。

そのとき、「MACDは当てにならない」と感じました。

けれども、あとから見ると、0ライン付近で線が何度も交差しており、最初から方向のない相場でした。

横ばい相場ではクロスの回数より、相場に方向があるかを先に確認することが大切です。

 


時間足によってMACDの形は変わる

同じ時刻でも、5分足ではゴールデンクロス、1時間足では下落の流れが続いていることがあります。

短い時間足のMACDは変化が早く出やすいですが、細かな上下にも反応しやすいです。

長い時間足のMACDは変化が遅いですが、大きな流れを確認しやすくなります。

そのため、短い時間足だけを見て「上昇に変わった」と決めつけると、大きな下落の途中で買ってしまうことがあります。

反対に、短い時間足でデッドクロスが出ても、長い時間足では上昇の途中ということもあります。

私は以前、5分足、15分足、30分足、1時間足をすべて見ていました。

すると、ある時間足では買い、別の時間足では売りに見え、何も決められなくなりました。

そこで、主に使う時間足と、その一つ上の時間足だけを確認するようにしました。

時間足を増やすより、見る時間足を決めて比べるほうが分かりやすいです。


私がクロスだけを見て失敗したこと

私は以前、ゴールデンクロスが出たため、「上昇が始まる」と安心して買いました。

ところが、そのときは横ばい相場で、MACDは0ライン付近を細かく上下していました。

買った直後にデッドクロスが出て、価格も下がりました。

「さっきは買いで、今度は売りなの?」と混乱しました。

さらに、別の日にはデッドクロスを見て売りました。

けれども、そのときはMACDが0ラインより上にあり、大きな上昇の流れも続いていました。

価格はすぐ戻り、また損切りになりました。

そこで、クロスだけではなく、0ライン、棒グラフ、価格の方向、サポート、レジスタンスを順番に見るようにしました。

すると、同じクロスでも、意味が違って見えるようになりました。

クロスを見つけることより、そのクロスがどんな相場で出たかを確認することが大切だと気づきました。

見る順番を決めた工夫

私は、MACDを見るときの順番を決めました。

最初に、価格が上向きか下向きかを見ます。

次に、MACDが0ラインより上か下かを見ます。

そして、2本の線が近づいているか、離れているか、クロスしているかを確認します。

最後に、サポートやレジスタンスの近くかを見ます。

この順番にすると、クロスだけに振り回されにくくなりました。


AIと一緒にMACDを見る方法

AIを使うと、MACDの2本の線や棒グラフの状態を整理しやすくなります。

たとえば、「MACD線とシグナル線はどちらが上ですか」「2本の線は近づいていますか、離れていますか」と質問できます。

さらに、「MACDは0ラインより上ですか、下ですか」「棒グラフは長くなっていますか、短くなっていますか」と聞くこともできます。

私は最初、AIに「ゴールデンクロスなので買ってよいですか」と聞いていました。

けれども、この聞き方では、買うか見送るかの答えだけを求めてしまいます。

そこで、「相場の向き」「クロスの位置」「0ライン」「横ばい相場の可能性」「見送る条件」を分けて説明してもらうようにしました。

すると、クロスの名前だけではなく、そのクロスが出た場所を見る必要があると分かりました。

AIにはクロスの有無だけでなく、そのクロスが出た場所と相場の状態も聞くことが大切です。

悪い質問と良い質問

悪い質問は、「ゴールデンクロスなので買って大丈夫ですか?」です。

この聞き方では、クロスが正しいことを前提にしてしまいます。

良い質問は、「相場の向き、0ライン、棒グラフ、見送る条件を分けて説明してください」です。

さらに、「5分足と1時間足でMACDの見方が違う理由を説明してください」と聞くこともできます。

悪い質問として、「MACDは買いですか、売りですか」と聞く方法もあります。

良い質問は、「MACDが示す勢いと、価格の流れが一致しているかを教えてください」です。

こうすると、AIを売買の決定役ではなく、整理の補助役として使えます。

AIの答えを信じすぎて失敗したこと

私は以前、AIが「ゴールデンクロスが確認できます」と説明した言葉を見て安心し、買いを急いだことがあります。

ところが、そのクロスは0ラインより下で出ており、価格も下落の途中でした。

AIはクロスを説明しただけで、「今すぐ買える」と言っていたわけではありません。

それでも、私は自分に都合のよい部分だけを受け取っていました。

そこで、「このクロスが失敗する条件は何ですか」「横ばい相場のだましではありませんか」と聞くようにしました。

この質問を加えるだけで、クロスを信じすぎることが減りました。


初心者が間違えやすいこと

MACDを使い始めると、線の交差がはっきり見えるため、簡単に売買できるように感じます。

けれども、クロスだけで判断すると、横ばい相場や強いトレンドで振り回されることがあります。

ゴールデンクロスなら必ず上がると思う

ゴールデンクロスは上昇の勢いが強まり始める目安ですが、必ず上がるわけではありません。

横ばい相場では、すぐデッドクロスへ戻ることがあります。

デッドクロスなら必ず下がると思う

デッドクロスは下落の勢いが強まり始める目安ですが、上昇相場の途中では押し目になることもあります。

0ラインより上か下か、大きな流れがどちら向きかを確認します。

棒が短くなったらすぐ反転すると思う

棒グラフが短くなると、勢いの差が小さくなっている可能性があります。

けれども、すぐに反転するとは限りません。

価格の反応も一緒に確認します。

0ラインを越えたら方向が確定すると思う

0ラインを越えることは流れの変化を見る目安になります。

けれども、少し越えただけで方向が確定したとは考えません。

線の向きや価格の流れも確認します。

短い時間足だけで決める

5分足ではゴールデンクロスでも、1時間足では下落の途中ということがあります。

そのため、主に使う時間足と、その一つ上の時間足を確認します。

MACDは売買の合図ではなく、流れの変化と勢いを見る指標です。


MACDを見るときの小さな工夫

初心者のうちは、クロスの名前を覚えるより、見る順番を決めるほうが分かりやすいです。

私は、「価格の大きな向き」「0ラインの上か下か」「2本の線の位置」「棒グラフの長さ」「サポートとレジスタンス」という順番にしました。

この順番を決める前は、クロスが出るたびに気持ちが動いていました。

けれども、最初に価格の向きを見るようにすると、クロスだけで慌てなくなりました。

AIへ質問するときも同じです。

「相場の向き」「0ライン」「クロスの位置」「横ばいの可能性」「見送る条件」を順番に確認します。

こうすると、MACDを売買の答えではなく、確認の道具として使いやすくなります。

結果だけでなく相場の状態を記録する

クロスが当たったか外れたかだけを記録しても、学びにくいことがあります。

そこで、私は「0ラインより上か下か」「横ばいかトレンドか」「棒グラフは長いか短いか」を短く記録するようにしました。

たとえば、「0ライン付近のゴールデンクロスだったが横ばい」「0ラインより上のデッドクロスだったが上昇は続いた」と書きます。

この記録を続けると、自分がどんな場面でクロスを信じすぎるか分かります。

失敗を責めるのではなく、次に確認する項目へ変えることが大切です。


まとめ

MACDは、2本の線と棒グラフを使い、短い期間と長い期間の値動きを比べながら、価格の流れと勢いの変化を見やすくする指標です。

MACD線は最近の勢いの変化を表し、シグナル線はその動きを少しなめらかにした線です。

棒グラフは、2本の線の差が広がっているか、縮まっているかを見やすくします。

ゴールデンクロスは上昇の勢いが強まり始める目安、デッドクロスは下落の勢いが強まり始める目安です。

けれども、クロスしたから必ず上がる、必ず下がるわけではありません。

横ばい相場では何度もクロスし、買った直後に売りの合図が出ることもあります。

そのため、クロスだけでなく、0ラインより上か下か、相場に方向があるか、棒グラフが長くなっているか短くなっているかも確認します。

私は以前、横ばい相場のゴールデンクロスで買い、すぐデッドクロスが出て失敗しました。

反対に、0ラインより上のデッドクロスを見て早く売り、上昇の流れに戻されて失敗したこともあります。

そのときはクロスの名前だけを見て、そのクロスがどんな相場で出たかを見ていませんでした。

そこで、価格の向き、0ライン、2本の線、棒グラフ、サポート、レジスタンスを順番に見るようにしました。

すると、同じゴールデンクロスやデッドクロスでも、意味が違って見えるようになりました。

AIを使うと、2本の線の位置、棒グラフ、複数の時間足を整理しやすくなります。

ただし、「ゴールデンクロスなので買ってよいですか」と答えだけを求めるのではなく、「相場の向き」「0ライン」「横ばいの可能性」「見送る条件」を分けて聞くことが大切です。

MACDのクロスだけを信じず、価格の流れと相場の状態を一緒に見て判断することが大切です。

最初からすべての線や棒の意味を細かく覚えなくても大丈夫です。

まずは、2本の線がどちら向きか、0ラインより上か下か、横ばいではないかを見るところから始めれば十分です。

分からないときは、AIに整理してもらいながら、自分でも価格の動きとMACDを見比べてみてください。

そうすると、MACDは難しい線の集まりではなく、相場の勢いの変化を確認するための身近な道具に変わっていきます。

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