AIと為替

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AIとチャートの基本:⑥ 上昇トレンドとは?

 


上昇トレンドとは、値段が階段のように上がる流れ

上昇トレンドという言葉を聞くと、値段が休まず上がり続ける場面を想像するかもしれません。

私も最初は、陽線が何本も並び、右肩上がりに一直線で進む状態だけが上昇トレンドだと思っていました。

けれども、実際のチャートはそれほどきれいには動きません。

上がった後に少し下がり、また上がり、さらに少し下がるという動きを繰り返します。

上昇トレンドとは、値段が上がったり下がったりしながらも、全体として高い位置へ進んでいる状態です。

たとえば、買い物袋を持ちながら階段を上る場面を想像すると分かりやすくなります。

一段ずつ休みなく上るのではなく、途中で少し立ち止まったり、足元を確かめたりしながら上へ進みます。

チャートも同じで、途中に陰線や小さな下落があっても、全体として高い位置へ進んでいれば、上昇トレンドと考えられます。

私は以前、陽線が3本続いただけで「上昇トレンドになった」と思い、すぐに買ったことがあります。

ところが、その3本は大きな下降の途中にある小さな戻りにすぎず、すぐに下がりました。

その時に、陽線の本数だけでは上昇トレンドを判断できないと気づきました。

初心者向けの覚え方

上昇トレンドは、値段が一直線に上がることではありません。
高値と安値を少しずつ上へ動かしながら、階段のように進む流れです。

悪い見方は、陽線が数本続いただけで上昇トレンドと決めることです。

良い見方は、高値と安値が前より高い位置へ動いているかを確認することです。


高値と安値が切り上がるとはどういうことか

上昇トレンドを確認する時に大切なのが、高値と安値の位置です。

高値とは、その途中で値段が最も高くなった場所です。

安値とは、その途中で値段が最も低くなった場所です。

上昇トレンドでは、前の高値より次の高値が高くなり、前の安値より次の安値も高くなっていきます。

これを、高値と安値が切り上がると言います。

たとえば、100円から105円まで上がり、その後102円まで下がったとします。

そこから108円まで上がり、次は104円で下げ止まりました。

この場合、高値は105円から108円へ上がっています。

安値も100円から102円、さらに104円へ上がっています。

前より高い場所まで上がり、前より高い場所で下げ止まる流れが続くと、上昇トレンドとして見やすくなります。

私は以前、高値だけを見て「また上がった」と喜んでいました。

しかし、よく見ると安値は前より下がっていました。

高値は更新していても、安値が切り下がっている時は、上昇の勢いが安定していないことがあります。

そこで、高値と安値を必ずセットで見るようにしました。

悪い見方は、高値だけを見て上昇トレンドと決めることです。

良い見方は、高値が上がっているか、安値も上がっているかを順番に確認することです。


上昇トレンドでも途中で陰線や下落は出る

上昇トレンドの途中でも、陰線は普通に出ます。

値段が少し下がる場面もあります。

上昇トレンドだからといって、陽線だけが続くわけではありません。

私は最初、陰線が1本出るたびに「上昇は終わったかもしれない」と不安になっていました。

そのため、少し下がっただけで売ってしまい、その後の上昇を見送ったことがあります。

あとから1時間足を見ると、その陰線は大きな陽線の中にある小さな休憩のような動きでした。

この経験から、1本の陰線だけで流れを決めないようになりました。

上昇トレンドは、下がらない相場ではなく、下がっても前より高い位置で支えられやすい相場です。

たとえば、105円まで上がった後に103円まで下がり、そこから108円へ上がった場合を考えます。

一時的には下がっていますが、前の安値100円より高い103円で止まっています。

そのため、上昇の流れが続いている可能性があります。

悪い見方は、陰線が1本出ただけで上昇トレンドが終わったと考えることです。

良い見方は、下がった後の安値が前の安値より高い位置で止まっているかを見ることです。


押し目とは、上昇途中の小さな休憩

上昇トレンドの途中で、値段が一時的に下がる場面を押し目と呼びます。

ずっと上がり続けた後に、少し休むような動きです。

押し目は、上昇トレンドの中でよく見られます。

ただし、少し下がった場面をすべて押し目と考えるのは危険です。

私は以前、大きく上がった後に少し下がっただけで「押し目だ」と思い、すぐに買いました。

ところが、その後も下落が続き、前の安値を下回りました。

あとから見ると、それは押し目ではなく、上昇トレンドが崩れ始めた場面でした。

その時に、下がったから押し目なのではなく、上昇の形が保たれているかを確認する必要があると気づきました。

押し目を見る時は、全体が上向きか、前の安値を守っているか、再び買われる動きが出ているかを確認します。

たとえば、1時間足が上向きで、5分足が少し下がった後、前の安値より高い場所で陽線が出た場合を考えます。

このような時は、上昇トレンドの途中にある押し目として見やすくなります。

反対に、前の安値を大きく下回り、戻しても前の高値を超えられない場合は注意が必要です。

悪い見方は、少し下がっただけで全部を押し目と考えることです。

良い見方は、前の安値を守っているか、再び高値へ向かう動きが出ているかを確認することです。


上昇トレンドが崩れ始めるサイン

上昇トレンドは、ある瞬間に突然すべてが変わるとは限りません。

高値と安値の形が少しずつ崩れながら、流れが弱くなることがあります。

最初に気づきやすいのは、前の高値を超えられなくなる場面です。

たとえば、105円、108円と高値を更新していたのに、次は107円で止まったとします。

その後、前の安値104円を下回って102円まで下がった場合は、上昇トレンドが弱くなっている可能性があります。

私は以前、陽線がまだ多く残っていたため「上昇トレンドは続いている」と思っていました。

しかし、高値は更新できず、安値は少しずつ下がっていました。

陽線の本数ばかり見て、高値と安値の違和感を見逃していたのです。

前の高値を超えられない時や、前の安値を下回った時は、上昇の流れが弱くなっている可能性があります。

ただし、大きな陰線が1本出ただけで上昇トレンド終了と決める必要はありません。

大切なのは、その陰線がどの位置で出たのか、前の安値を割ったのか、その後に戻せたのかを見ることです。

悪い見方は、大きな陰線1本だけで流れが終わったと決めることです。

良い見方は、高値更新の有無、安値割れ、その後の戻りを合わせて確認することです。


時間足によって上昇トレンドの見え方は変わる

5分足では上昇トレンドに見えても、1時間足では下降中の小さな戻りにすぎないことがあります。

時間足が違えば、見ている範囲も違うためです。

私は5分足だけを見て、高値と安値が切り上がっているのを確認し、「上昇トレンドだ」と判断したことがあります。

けれども、1時間足では高値と安値が切り下がっており、全体は下降中でした。

結果として、5分足の上昇は短い戻りで終わりました。

その時から、短い時間足だけで相場全体の流れを決めないようにしました。

初心者は、1時間足で大きな流れを確認し、5分足や15分足で細かな上昇を見ると整理しやすくなります。

確認する順番

最初に1時間足で高値と安値を見ます。
次に5分足や15分足で押し目や戻りを見ます。
最後に、長い時間足と短い時間足の方向が合っているか確認します。

悪い見方は、5分足で高値を更新しただけで、相場全体が上昇トレンドだと決めることです。

良い見方は、長い時間足と短い時間足の両方で、高値と安値の向きを確認することです。

 


上昇トレンドで初心者がやりやすい失敗

上昇トレンドを見ると、「今すぐ買わないと乗り遅れる」と感じることがあります。

私も大きな陽線が出た直後、慌てて買ったことがあります。

その時は、チャートが強く見え、「ここからさらに上がる」と思いました。

しかし、買った直後に押し目が入り、すぐに含み損になりました。

あとから見ると、かなり上がった後の高い場所で買っていました。

上昇トレンドだからといって、どこで買ってもよいわけではありません。

上昇トレンドの中でも、高い場所を追いかけると、直後の押し目に巻き込まれやすくなります。

反対に、少し下がっただけで不安になり、早く売ってしまう失敗もあります。

私は一度、上昇トレンドの途中で小さな陰線が出たため、「終わったかもしれない」と思い、すぐに手放しました。

ところが、その陰線は押し目の一部で、その後は再び上昇しました。

早く売ったことよりも、1本の陰線だけで判断したことが問題でした。

悪い見方は、大きく上がった直後を追いかけたり、陰線1本で慌てて売ったりすることです。

良い見方は、押し目を待ち、前の安値を守っているかを確認することです。


上昇トレンドを見る時の3つのポイント

上昇トレンドを見る時は、難しい指標をたくさん使わなくても、最初は三つのポイントで整理できます。

1.前の高値より次の高値が高いか

高値が少しずつ上がっているかを確認します。

105円、108円、110円というように、高値が上へ進んでいれば、買いの勢いが続いていると考えやすくなります。

ただし、高値だけでは判断しません。

2.前の安値より次の安値が高いか

安値が100円、102円、104円というように上がっていれば、下がった時も前より高い位置で支えられています。

私は高値ばかり見ていましたが、安値を見るようになってから、上昇の安定感を考えやすくなりました。

3.少し長い時間足でも上向きか

5分足だけでなく、1時間足や15分足でも高値と安値が上向きかを確認します。

短い時間足だけが上向きの場合は、大きな下降の途中にある戻りかもしれません。

初心者向けチェック

高値は上がっているか。
安値も上がっているか。
長い時間足でも上向きか。

陽線の本数よりも、高値、安値、時間足の三つを見る方が、上昇トレンドを整理しやすくなります。


AIに上昇トレンドを見てもらう時の聞き方

AIにチャートを見てもらう時は、「上がりますか」とだけ聞くのではなく、見てほしいポイントを具体的に伝えます。

私も最初は、「このチャートは買いですか」とだけ聞いていました。

しかし、それではどの時間足の話なのか、高値と安値のどこを見ているのかが分かりません。

そこで、時間足と確認したい内容を入れるようにしました。

悪い聞き方

「このチャートは買いですか」

「上昇トレンドですか」

「今から上がりますか」

これでは、AIも短期と長期のどちらを答えればよいのか分かりにくくなります。

良い聞き方

「1時間足で高値と安値が切り上がっているか、初心者向けに説明してください」

「5分足の下げは押し目に見えるか、前の安値との位置関係も含めて説明してください」

「上昇トレンドが弱くなっているサインがあれば、どの高値と安値を見たのか教えてください」

「1時間足と5分足の方向はそろっていますか。違っている場合は理由も説明してください」

「大きな陽線の直後に追いかけて買う危険性も含めて整理してください」

AIには結論だけでなく、どの高値と安値を見て上昇トレンドと判断したのかを説明してもらいます。

AIの答えを読む時も、「上昇トレンドです」という言葉だけで安心しないことが大切です。

高値と安値の根拠、時間足、注意点まで確認すると、内容を自分でも理解しやすくなります。


上昇トレンドだから安心とは限らない

上昇トレンドは、買えば必ず利益になる状態ではありません。

流れが上向きでも、買う場所が高すぎれば、その後の押し目で含み損になることがあります。

さらに、経済指標や要人発言などで、上昇トレンドが急に崩れる場合もあります。

私は以前、「上昇トレンドだから大丈夫」と思い、損切りの位置を決めずに買ったことがあります。

ところが、前の安値を下回っても「また上がるだろう」と待ち続け、損失を大きくしました。

上昇トレンドを見ることと、損失への備えをすることは別です。

上昇トレンドでも、流れが崩れた時にどこで判断を変えるかを先に決めておく必要があります。

たとえば、前の安値を明確に下回ったら見方を変えるというように、確認する場所を決めておきます。

ただし、安値を少し下回っただけで慌てるのではなく、その後に戻せるかも見ます。

悪い見方は、「上昇トレンドだから下がっても必ず戻る」と考えることです。

良い見方は、上昇の根拠が崩れた時に見方を変える準備をすることです。


まとめ 上昇トレンドは高値と安値の流れで見る

上昇トレンドは、値段が一直線に上がり続ける状態ではありません。

上がったり少し下がったりしながら、高値と安値を少しずつ切り上げ、全体として高い位置へ進んでいる状態です。

前の高値より次の高値が高く、前の安値より次の安値も高い時は、上昇トレンドとして見やすくなります。

途中に陰線が出たり、少し下がったりしても、それだけで上昇トレンドが終わったとは限りません。

大切なのは、下がった後の安値が前の安値より高い位置で止まっているかです。

私は最初、陽線が数本続いただけで上昇トレンドだと思い、大きく上がった直後を追いかけて買っていました。

その結果、買った直後の押し目に巻き込まれ、慌てて売ったことがあります。

反対に、小さな陰線一本だけを見て「上昇が終わった」と考え、早く手放した後に再び上がったこともありました。

こうした失敗から、ローソク足一本ではなく、高値と安値の流れを見るようになりました。

上昇トレンドを見る時は、陽線の本数ではなく、高値、安値、時間足の三つを確認することが大切です。

押し目は、上昇トレンドの途中で一時的に下がる場面です。

ただし、少し下がった場面をすべて押し目と考えるのは危険です。

全体が上向きか、前の安値を守っているか、再び買われる動きが出ているかを確認します。

前の高値を超えられない時や、前の安値を下回った時は、上昇トレンドが弱くなっている可能性があります。

大きな陰線が出ても、その1本だけで判断せず、どの位置で出たのか、その後に戻せたのかも見ます。

また、時間足によって上昇トレンドの見え方は変わります。

5分足では上向きでも、1時間足では下降中の戻りにすぎない場合があります。

そのため、初心者は1時間足で大きな流れを確認し、5分足や15分足で細かな動きを見ると整理しやすくなります。

AIにチャートを見てもらう時も、「買いですか」とだけ聞くのではなく、時間足、高値、安値、押し目の位置を具体的に伝えます。

そして、上昇トレンドと判断した根拠や、流れが崩れる注意点まで説明してもらいます。

上昇トレンドは未来を保証するものではなく、今の値動きがどの方向へ進んでいるかを整理するための見方です。

最初からすべてを完璧に判断しなくても大丈夫です。

まずは、高値が前より上がっているか、安値も前より上がっているかを順番に確認しましょう。

そのうえで、短い時間足だけに振り回されず、少し長い時間足でも全体の流れを見る習慣をつけていきましょう。

 

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