AIと為替

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AIとチャートの基本:④ 陰線とは?

 


陰線は「下がって終わった」ローソク足

チャートを見始めたばかりの頃は、赤や青、緑などの棒が並んでいるだけに見えて、「どれが上がったのか、どれが下がったのか分からない」と戸惑いやすいものです。

私も最初は、色だけを見て陰線と陽線を判断していました。

ところが、別のチャートを開いた時に色の設定が逆になっていて、下がったローソク足と上がったローソク足を反対に読んでしまいました。

その時に、「色ではなく、始まった値段と終わった値段を見る必要がある」と気づきました。

陰線とは、その時間の始値より終値が低かったローソク足です。

たとえば、100円で始まり、98円で終わった場合は陰線です。

途中で102円まで上がっていても、最後に98円まで下がって終われば陰線になります。

つまり、途中で上下していても、最終的に始値より低い場所で終わったかどうかがポイントです。

初心者向けの覚え方

始まった値段より低く終わったら陰線です。色ではなく、始値と終値の位置を比べます。

悪い見方は、「青いから陰線」「赤いから陰線」と色だけで覚えることです。

良い見方は、始値より終値が下にあるかどうかを確認することです。

私は色だけを頼りにしていた頃、チャートの設定が変わっただけで急に分からなくなりました。

けれども、始値と終値を見るようにしてからは、どのチャートでも落ち着いて判断できるようになりました。

陰線は「下落した色」ではなく、「始値より低く終わった形」と覚えると迷いにくくなります。


陰線の中にある「実体」を見る

陰線の太い部分は、実体と呼ばれます。

この実体は、始値から終値までの下落幅を表しています。

実体が大きければ、その時間に値段が大きく下がったことが分かります。

反対に、実体が小さければ、下がってはいるものの、下落幅は小さかったことが分かります。

たとえば、100円から95円まで下がった陰線と、100円から99.80円まで下がった陰線では、同じ陰線でも勢いの見え方が違います。

100円から95円まで下がった陰線は、売る力が強かった可能性があります。

100円から99.80円まで下がった陰線は、下がったものの、まだ迷いが残っている可能性があります。

同じ陰線でも、実体の大きさによって値動きの弱さは違って見えます。

大きい陰線の見方

大きい陰線は、その時間に売る力が強かったことを示す場合があります。

ただし、大きい陰線が出たからといって、次も必ず下がるわけではありません。

値段が急に下がった後は、安いところで買いたい人が増え、いったん戻ることもあります。

私も大きな陰線を見て、「まだ下がる」と焦って売ったことがあります。

ところが、売った直後に値段が戻り、結果的に安い場所で売ってしまいました。

その経験から、大きな陰線ほど、追いかけずに出た場所と前後の流れを見るようになりました。

小さい陰線の見方

小さい陰線は、値段が下がって終わったものの、勢いがそれほど強くなかった可能性があります。

ただし、小さい陰線が何本も続く場合は、少しずつ売る力が続いていることもあります。

そのため、一本だけで弱いと決めず、前後のローソク足と並べて見ることが大切です。

悪い見方は、大きい陰線なら必ずもっと下がる、小さい陰線なら問題ないと決めつけることです。

良い見方は、陰線の大きさだけでなく、その前後で値段がどう動いていたかを見ることです。


上ヒゲと下ヒゲで途中の動きを読む

陰線を見る時は、実体だけでなく、上下に伸びているヒゲも大切です。

上に伸びている線は上ヒゲ、下に伸びている線は下ヒゲと呼ばれます。

上ヒゲは、その時間の途中でどこまで高くなったのかを表します。

下ヒゲは、その時間の途中でどこまで安くなったのかを表します。

たとえば、100円で始まり、途中で104円まで上がったものの、最後は98円で終わった場合は、上ヒゲの長い陰線になります。

この形は、一度上がったものの、高い場所で売る力が強まり、最後は始値より低く終わった可能性があります。

反対に、100円で始まり、途中で94円まで下がった後、最後は98円まで戻って終わった場合は、下ヒゲの長い陰線になります。

この形は、一度大きく下がったものの、安い場所で買い戻され、下げ幅が少し縮まった可能性があります。

陰線のヒゲを見ると、その時間の途中で売る人と買い戻す人がどのように動いたのかを想像しやすくなります。

私も以前は、陰線というだけで「弱い」と考えていました。

けれども、下ヒゲが長い陰線の直後に値段が上がったことがあり、「陰線でも買い戻されている場合がある」と気づきました。

悪い見方は、陰線なら全部弱いと一括りにすることです。

良い見方は、実体の大きさとヒゲの長さを一緒に確認することです。

見方の例

大きな実体+短い下ヒゲなら、下落の勢いが続いた可能性があります。
小さな実体+長い下ヒゲなら、安い場所で買い戻された可能性があります。


大きな陰線が出た時ほど慌てて売らない

大きな陰線は目立つため、「まだ下がるのでは」と感じやすくなります。

特に、チャートを見た瞬間に大きな陰線が出ていると、「今すぐ売らないと遅れる」と焦りが出ます。

私もその焦りで何度か失敗しました。

大きな陰線が出た直後に売り、少し上がっただけで不安になり、結局損切りしてしまったことがあります。

その後、値段が再び下がることもあり、「入る場所が悪かっただけだった」と気づきました。

大きな陰線が出た時は、下落の勢いが強い可能性があります。

ただし、その陰線が下落の始まりなのか、すでにかなり下がった後なのかで意味は変わります。

大きな陰線は売る合図ではなく、強い下落が出たことを知らせるサインとして見ることが大切です。

悪い見方は、大きな陰線を見た瞬間に飛び乗って売ることです。

良い見方は、その陰線がどこから始まり、どの位置で出たのかを確認し、少し戻るのを待つことです。

たとえば、高い場所から出た大きな陰線と、何本も下がった後に出た大きな陰線では見方が違います。

高い場所から出た場合は、下降の始まりになる可能性があります。

安い場所で出た場合は、最後の投げ売りになっている可能性もあります。

だからこそ、陰線の大きさだけではなく、出た場所を一緒に見る必要があります。


陰線が続いた時の見方

陰線が何本も続くと、下降の流れが分かりやすくなります。

ただし、陰線が続いているからといって、次も必ず下がるわけではありません。

小さな陰線が少しずつ続いている場合は、売る力がじわじわ続いている可能性があります。

大きな陰線が急に何本も続いている場合は、勢いが強い反面、売り遅れた人が追いかけている可能性もあります。

私は陰線が三本続いたのを見て、「流れが弱いから大丈夫」と安心して売ったことがあります。

ところが、その三本目が安値付近で出ており、直後に反発しました。

その時に、陰線の本数だけではなく、どこで続いているのかを見る必要があると分かりました。

悪い見方は、「陰線が三本続いたから次も下がる」と決めつけることです。

良い見方は、陰線の大きさ、ヒゲの長さ、出た場所を一緒に確認することです。

陰線が続いた時ほど、勢いだけでなく、売られすぎていないかも確認します。

 


時間足が変わると陰線の意味も変わる

陰線は、どの時間足で見ているかによって意味が変わります。

5分足の陰線は5分間の下落です。

1時間足の陰線は1時間分の下落です。

そのため、5分足で大きく見える陰線でも、1時間足では小さな押し戻しにすぎない場合があります。

私は以前、5分足で陰線が続いているのを見て売ったことがあります。

けれども、1時間足では上昇の途中にある小さな下げでした。

5分足だけを見ると下降に見えましたが、1時間足では全体の流れがまだ上向きだったのです。

その時に、短い時間の陰線だけで判断すると、全体の流れを見落としやすいと気づきました。

短い時間の陰線を見る時は、少し長い時間足でも下向きかどうかを確認します。

5分足と1時間足を組み合わせる

初心者のうちは、多くの時間足を同時に見る必要はありません。

1時間足で大きな流れを見て、5分足で細かな動きを確認するだけでも十分です。

たとえば、1時間足が下向きで、5分足にも陰線が増えてきた場合は、全体と細かな動きが同じ方向を向いている可能性があります。

反対に、1時間足が上向きで、5分足だけ陰線が出ている場合は、一時的な押し戻しの可能性があります。

初心者向けの確認方法

1時間足で大きな流れを確認します。
その後、5分足で陰線の出方やヒゲの長さを見ます。

悪い見方は、5分足の陰線一本だけで、その日の方向を決めることです。

良い見方は、長い時間足と短い時間足を一つずつ見て、方向が合っているかを確認することです。


陰線が出た場所を確認する

陰線は、どこで出たかによって見え方が変わります。

高い場所から出た陰線は、売る力が入り始めた可能性があります。

安い場所で出た陰線は、下降の勢いが続いている可能性があります。

ただし、すでに何本も下がった後の安い場所では、最後に売った人が取り残される場合もあります。

私は以前、安値付近で大きな陰線が出たのを見て、「まだ弱い」と思い売りました。

ところが、その陰線が下落の最後の一本になり、直後に値段が上がりました。

その失敗から、陰線の形だけではなく、チャートのどの位置で出たかを見るようになりました。

同じ陰線でも、高い場所で出る場合と安い場所で出る場合では意味が変わります。

また、過去に何度も止められている価格の近くで陰線が出た場合は、そのまま下がるとは限りません。

安い場所で買い戻される可能性もあるため、次のローソク足まで確認する余裕が必要です。


AIに陰線を見てもらう時の聞き方

AIに陰線を見てもらう時は、「この陰線は売りですか」とだけ聞くよりも、見てほしい点を具体的に伝えるほうが分かりやすい答えを得やすくなります。

悪い聞き方は、「この陰線は下がりますか」です。

この聞き方では、どの時間足を見ているのか、陰線のどこを見てほしいのか、どのくらい先の話なのかが伝わりません。

良い聞き方は、「この陰線の実体とヒゲの長さ、出た位置、前後の流れを初心者向けに説明してください」です。

さらに、「弱く見える点と反発しそうな点を両方教えてください」と聞くと、片方だけに偏らずに整理できます。

私も最初は、「この陰線は売りですか」とだけ聞いていました。

すると、答えは返ってくるものの、自分が何を確認すればよいのか分からないままでした。

そこで、実体、ヒゲ、出た場所、時間足を分けて聞くようにしました。

すると、AIの答えを受け取るだけではなく、自分でも同じ場所を確認できるようになりました。

AIへの質問例

「この陰線の実体は大きいですか。上ヒゲと下ヒゲの意味も教えてください」

「この陰線は安値付近にありますか。追いかけ売りの注意点も説明してください」

「5分足と1時間足を比べて、この陰線が一時的な押し戻しかどうか整理してください」

AIには結論だけでなく、陰線をどう見たのかという根拠を説明してもらうことが大切です。


初心者が最初に見る3つのポイント

陰線を見る時に、最初からすべてを覚える必要はありません。

形の名前や細かなパターンを覚えようとすると、かえって混乱しやすくなります。

私も最初は、陰線の種類や名前を一つずつ覚えようとしていました。

けれども、名前を思い出すことに集中しすぎて、実際の値動きを見られていませんでした。

そこで、見る項目を三つに絞りました。

1.始値より終値が低いか

最初に、始値より終値が低いかを確認します。

低ければ陰線です。

ここでは色に頼らず、始値と終値の位置を見ることが大切です。

2.実体が大きいか小さいか

次に、実体の大きさを見ます。

実体が大きければ、その時間に大きく下がったことが分かります。

実体が小さければ、下がったものの、勢いはまだ弱い可能性があります。

3.ヒゲがどちらに長いか

最後に、上ヒゲと下ヒゲの長さを見ます。

上ヒゲが長ければ、高い場所から売りに押された可能性があります。

下ヒゲが長ければ、安い場所で買い戻された可能性があります。

確認する順番

①始値より終値が低いか。
②実体が大きいか小さいか。
③上ヒゲと下ヒゲのどちらが長いか。

私はこの順番を紙に書き、チャートを見るたびに確認していました。

すると、「何となく弱そう」という感覚だけで判断することが減りました。

陰線は一本だけで決めず、前後の流れと一緒に見ることが基本です。


まとめ 陰線は弱さだけでなく買い戻しも見せている

陰線は、その時間の始値より終値が低かったローソク足です。

始まった値段より低い位置で終わっているため、その時間は売る力が優勢だった可能性があります。

ただし、陰線だから必ず次も下がるわけではありません。

実体の大きさ、上ヒゲと下ヒゲの長さ、出た場所、時間足によって見え方は変わります。

大きな実体の陰線は弱く見えますが、すでに安い場所で出ている場合は、下落の最後になっている可能性もあります。

小さな陰線は弱さが小さく見えますが、何本も続いている場合は、売る力が少しずつ続いていることもあります。

長い上ヒゲがあれば、高い場所から売りに押された可能性があります。

長い下ヒゲがあれば、安い場所で買い戻された可能性があります。

私も最初は、陰線を見るだけで「まだ下がる」と思っていました。

けれども、実際には陰線の直後に上がることも多く、「陰線は答えではなく、その時間の結果にすぎない」と気づきました。

その後は、陰線の一本だけを見るのではなく、前後の流れ、時間足、出た位置まで確認するようになりました。

すると、同じ陰線でも、本当に弱く見える時と、反発に注意したほうがよい時があることが少しずつ分かるようになりました。

陰線は、下がって終わったことを示しますが、その後も下がることを約束するものではありません。

また、大きな陰線を見た時ほど、焦って追いかけて売らないことが大切です。

私は「今売らないと遅れる」と思った時ほど、悪い場所で売ることが多くありました。

そこで、陰線が出た後に少し待ち、次のローソク足や戻り方を見るようにしました。

待つようにしてからは、安い場所で飛び乗って売る失敗が少し減りました。

AIに陰線を見てもらう場合も、「売りですか」と結論だけを聞くのではなく、実体、ヒゲ、出た場所、時間足を分けて説明してもらうと理解しやすくなります。

そして、AIの答えをそのまま信じるのではなく、自分でも始値と終値、ヒゲの長さを確認することが大切です。

最初から完璧に読もうとしなくても大丈夫です。

まずは、始値より終値が低いか、実体が大きいか、ヒゲがどちらに長いかの三つを見るだけでも十分です。

陰線を見たら「下がった」で終わらず、「どのくらい下がり、途中でどんな動きがあり、どこで出たのか」を確認していきましょう。

 

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