AIと為替

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AIとチャートの基本:② ローソク足とは?

 


ローソク足は値動きを1本にまとめた記録

チャートを見始めた時に、最初につまずきやすいのがローソク足です。

赤や青、緑などの棒が並んでいて、上下に細い線まで伸びているため、「何を見ればいいのか分からない」と感じる方も多いと思います。

私も最初は、一本一本の形に意味があると聞いて、全部覚えなければいけないと思っていました。

ところが、名前や形を覚えようとするほど混乱し、肝心の値動きが見えなくなってしまいました。

そこで、難しい形の名前をいったん置いて、ローソク足が何を表しているのかだけを見るようにしました。

ローソク足とは、一定時間の値動きを1本にまとめた記録です。

たとえば、5分足なら5分間の値動きが1本にまとまり、1時間足なら1時間の値動きが1本にまとまります。

家計簿で一日の支出を一行にまとめるように、ローソク足もその時間の動きを小さく整理しています。

覚えておきたいこと

ローソク足は難しい暗号ではなく、その時間の値動きを見やすくしたものです。

一本の中には、始まった値段、終わった値段、一番高かった値段、一番安かった値段が入っています。

そのため、数字を一つずつ追わなくても、その時間にどのような動きがあったのかを目で確認できます。

悪い見方は、大きなローソク足が一本出ただけで「この先も同じ方向に動く」と決めつけることです。

良い見方は、その前後のローソク足も並べて見て、同じ方向の動きが続いているかを確認することです。

私も大きな上昇の一本を見て、「まだ上がる」と焦って追いかけたことがあります。

けれども、その直後に値段が戻り、落ち着いて前後を見ていれば気づけたはずの流れを見落としていました。

その失敗から、一本の勢いだけではなく、何本か並べた時の流れを見ることが大切だと分かりました。


1本の中に入っている4つの値段

ローソク足の中には、始値、終値、高値、安値という4つの値段が入っています。

言葉だけを見ると難しく感じますが、意味はそれほど複雑ではありません。

始値は始まった時の値段

始値は、その時間が始まった時の値段です。

5分足なら、その5分間が始まった瞬間の値段です。

1時間足なら、その1時間が始まった瞬間の値段です。

終値は終わった時の値段

終値は、その時間が終わった時の値段です。

始値より終値が高ければ、その時間は上がって終わったことになります。

始値より終値が低ければ、その時間は下がって終わったことになります。

高値と安値は途中の動きを表す

高値は、その時間の中で一番高かった値段です。

安値は、その時間の中で一番安かった値段です。

終値だけを見ると小さな変化に見えても、途中では大きく上がったり下がったりしていることがあります。

たとえば、100円で始まり、途中で103円まで上がり、その後99円まで下がり、最後は102円で終わったとします。

この場合、始値は100円、終値は102円、高値は103円、安値は99円です。

4つの値段を見ると、その時間にどれくらい動き、最後にどこで終わったのかが分かります。

私も最初は、終値だけを見て「上がった」「下がった」と判断していました。

ところが、高値と安値まで確認すると、途中でかなり大きく動いていたことに気づく場面がありました。

そこで、終わった値段だけではなく、途中の動きも一緒に見るようにしたところ、値動きの強さが少しずつ分かるようになりました。


陽線と陰線は終わった位置で決まる

ローソク足を見る時によく出てくる言葉が、陽線と陰線です。

始まった時より高く終わったローソク足を陽線と呼びます。

始まった時より低く終わったローソク足を陰線と呼びます。

つまり、陽線は上がって終わったローソク足で、陰線は下がって終わったローソク足です。

ただし、ここで注意したいのが色です。

チャートによって、赤が陽線、青が陰線の場合もあれば、緑が陽線、赤が陰線の場合もあります。

そのため、色だけで覚えると、別のチャートを見た時に混乱しやすくなります。

私も設定の違うチャートを見た時に、「赤だから上がったはず」と思い込み、実際には下がって終わったローソク足だったことがあります。

その時に、色ではなく始値と終値の位置を見る必要があると気づきました。

悪い見方は、色だけで陽線と陰線を判断することです。

良い見方は、始まった値段と終わった値段の位置を比べて判断することです。

色ではなく、どこから始まり、どこで終わったのかを見ると覚えると、チャートが変わっても迷いにくくなります。

初心者向けの覚え方

始値より終値が上なら陽線。始値より終値が下なら陰線です。

また、陽線が出たから必ず次も上がるわけではありません。

陰線が出たから必ず次も下がるわけでもありません。

一本の結果だけで未来を決めず、前後の流れを一緒に見ることが大切です。


ヒゲを見ると途中の動きが分かる

ローソク足の上下に伸びている細い線は、ヒゲと呼ばれます。

上に伸びている部分は上ヒゲ、下に伸びている部分は下ヒゲです。

上ヒゲを見ると、その時間の途中でどこまで高くなったのかが分かります。

下ヒゲを見ると、その時間の途中でどこまで安くなったのかが分かります。

たとえば、長い上ヒゲがある場合は、一度大きく上がったものの、最後には押し戻された可能性があります。

長い下ヒゲがある場合は、一度大きく下がったものの、最後には買い戻された可能性があります。

ただし、長いヒゲが出たからといって、必ず反対方向へ動くわけではありません。

悪い見方は、長い上ヒゲが出ただけで「これから必ず下がる」と決めつけることです。

良い見方は、その前後のローソク足や全体の流れも確認し、ヒゲがどの場所で出たのかを見ることです。

私も長い下ヒゲを見て、「ここから上がる」と思い込み、すぐに買ったことがあります。

ところが、全体の流れは下向きのままで、その後さらに下がってしまいました。

その経験から、ヒゲは大切な手がかりですが、それだけで答えを決めないようになりました。

ヒゲの長さだけで判断しない

長いヒゲは目立つため、初心者ほど強い合図に感じやすいものです。

けれども、そのヒゲが高い場所で出たのか、安い場所で出たのかによって意味は変わります。

さらに、その前まで上昇が続いていたのか、下降が続いていたのかでも見方が変わります。

ですから、ヒゲだけを切り取って判断せず、周りのローソク足と一緒に見ることが大切です。

 


時間足が変わるとローソク足の意味も変わる

同じ形のローソク足でも、5分足と1時間足では意味の重さが変わります。

5分足の一本は5分間の動きです。

1時間足の一本は1時間分の動きです。

そのため、短い時間では大きく見える値動きでも、長い時間で見ると小さな揺れにすぎないことがあります。

私は以前、5分足で大きな陰線が出た時に、「急に下がり始めた」と不安になりました。

ところが、1時間足を見ると、全体では上昇の途中にある小さな下げでした。

5分足だけを見ていた時は、とても大きな変化に感じましたが、広く見ると印象がまったく違いました。

短い時間だけで決めず、少し長い時間のローソク足も確認すると、今の動きが全体の中でどの位置にあるのか分かりやすくなります。

悪い見方は、5分足の一本だけを見て、その日の方向を決めることです。

良い見方は、1時間足や日足で大きな流れを見てから、5分足や15分足で細かな動きを確認することです。

初心者のうちは、多くの時間足を同時に見る必要はありません。

長めの時間足を一つ、短めの時間足を一つ見るだけでも十分です。

初心者向けの見方

1時間足で全体の流れを見て、5分足で細かな動きを確認すると整理しやすくなります。


大きなローソク足を見た時ほど落ち着く

大きな陽線や陰線が出ると、画面の中でとても目立ちます。

そのため、「今すぐ入らないと遅れる」と焦りやすくなります。

私も大きな陽線を見た時に、「まだ上がるはず」と思い、すぐに買ったことがあります。

けれども、大きく動いた後は、いったん値段が戻ることもあります。

その時は、買った直後に下がり始め、「もう少し待てばよかった」と後悔しました。

大きなローソク足が出た後ほど、追いかけずに前後の流れを確認することが大切です。

悪い見方は、「大きく上がったから、まだ上がる」と決めつけることです。

良い見方は、「どこから上がったのか」「高い場所まで来ていないか」「直前に急ぎすぎた動きではないか」を確認することです。

大きな動きは、強い流れの始まりになる場合もあります。

その反対に、動きの最後に出る場合もあります。

ですから、大きさだけで判断せず、その前からの流れを見る必要があります。


AIにローソク足を見てもらう時の聞き方

AIにローソク足を見てもらう時は、「上がりますか」とだけ聞くよりも、見てほしい内容を具体的に伝えるほうが分かりやすい答えを得やすくなります。

悪い聞き方は、「このローソク足は買いですか」です。

この聞き方では、どの時間足を見ているのか、何本分を見てほしいのか、どのくらい先の話なのかが分かりません。

良い聞き方は、「直近5本のローソク足を見て、陽線と陰線の流れ、長いヒゲの意味、注意点を初心者向けに説明してください」です。

さらに、「上がる可能性だけでなく、下がる場合の注意点も教えてください」と聞くと、反対の見方も確認できます。

私も最初は、「今は買いですか」とだけ聞いていました。

すると、答えは返ってくるものの、自分が何を見ればよいのか分からないままでした。

そこで、「始値と終値の位置」「ヒゲの長さ」「前後の流れ」を分けて聞くようにしました。

すると、答えを受け取るだけではなく、自分でも確認できるようになりました。

AIには売買の答えを決めてもらうのではなく、自分が見落としている点を整理してもらう使い方が向いています。

AIへの質問例

「この1時間足について、直近の陽線と陰線の流れ、長いヒゲの意味、注意する場所を初心者向けに説明してください」


初心者が最初に覚えるポイント

ローソク足には多くの形や名前があります。

けれども、初心者が最初から全部覚える必要はありません。

私も最初は、形の名前を一つずつ覚えようとして、途中で混乱しました。

名前を思い出すことに集中しすぎて、肝心の値動きを見られていなかったからです。

そこで、形の名前を後回しにして、見る項目を減らしました。

最初に確認したのは、上がって終わったのか、下がって終わったのかです。

次に、ヒゲが長いのか、短いのかを見ました。

そして、何本か続けて同じ方向へ動いているのかを確認しました。

この三つを見るだけでも、値動きの様子は少しずつ分かるようになります。

一本で答えを出さず、何本か並べて流れを見ることが、初心者にとって最も大切な基本です。

見る順番を決めると迷いにくい

ローソク足を見る時は、見る順番を決めておくと迷いにくくなります。

最初に、陽線か陰線かを確認します。

次に、ローソク足の実体が大きいか小さいかを見ます。

最後に、上ヒゲや下ヒゲが長いかどうかを確認します。

初心者向けの確認順

①陽線か陰線か。
②実体が大きいか小さいか。
③上ヒゲや下ヒゲが長いか。

私はこの順番を紙に書いて、チャートを見るたびに確認していました。

すると、「何となく上がりそう」という感覚だけで判断することが減りました。

見る項目を絞ると、チャートへの苦手意識も少しずつ減っていきます。


まとめ ローソク足はその時間の動きを見える形にしたもの

ローソク足は、一定時間の値動きを一本にまとめた記録です。

始値、終値、高値、安値の四つが入っており、その時間にどこから始まり、どこまで動き、最後にどこで終わったのかが分かります。

陽線と陰線を見ると、始まった時より高く終わったのか、低く終わったのかを確認できます。

ヒゲを見ると、途中でどこまで上がり、どこまで下がったのかも分かります。

ただし、一本だけを見て未来を決めることはできません。

前後のローソク足や全体の流れ、時間足の違いも一緒に見る必要があります。

私も最初は、大きな一本や長いヒゲを見るたびに、「これが答えかもしれない」と思っていました。

けれども、何度か失敗するうちに、一本だけではなく、周りとのつながりを見ることが大切だと気づきました。

色の違いや形の名前にこだわりすぎると、かえって混乱しやすくなります。

最初は、上がって終わったのか、下がって終わったのか、ヒゲが長いのか、何本か続いているのかを見るだけで十分です。

ローソク足は難しい暗号ではなく、その時間の値動きを小さくまとめた記録です。

AIを使う場合も、「買いですか」と答えだけを聞くのではなく、陽線と陰線の流れ、ヒゲの意味、反対方向へ動く場合の注意点を聞くと理解しやすくなります。

そして、AIの説明をそのまま信じるのではなく、自分でも始値、終値、高値、安値を確認する習慣をつけることが大切です。

私自身、ローソク足を覚え始めた頃は、形を見つけるたびに意味を当てようとしていました。

けれども、そのやり方では、形に名前をつけることが目的になり、全体の流れを見失っていました。

そこで、一本の名前を当てることよりも、前後の動きとつながっているかを見るようにしました。

すると、ローソク足が少しずつ「意味のある記録」に見えるようになりました。

分からない形が出ても、無理に答えを出す必要はありません。

「今は判断しにくい」と感じることも、立派な気づきです。

最初から完璧に読もうとせず、一本ずつ見方を覚え、少しずつ前後の流れまで見られるようになれば十分です。

 

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